FXスキャルピング⑥

■FXスキャルピングではテクニカル分析が必須です。

これまでに、スキャルピング手法についてメリットやデメリット、お勧め出来る方やお勧め出来ない方の説明をしてきました。
メリットやデメリットはもちろんですが、スキャルピングを行うためには、それ相応のスキルが必要になってきます。
資金管理やポートフォリオを組んだりは勿論ですが手法は勝つための道具として必須です。
まずは基礎から学ぶことが重要です。

スキャルピングを使う事が出来ると分かっても、実際にどのようにして行うかが分からなければスキャルピングを行う事が出来ません。

今回の記事では、FXスキャルピング手法のテクニカルや時間軸について説明します。
当たり前ですが手法が分からないようでは勝利を導くことは絶対に出来ません。
面倒くさいなど思わないでしっかり勉強しましょう。

※スキャルピングで使うテクニカルについて

スキャルピングと言えども、テクニカルを使わなければトレードする事が難しくなります。
そこで、ここではスキャルピングで使うテクニカルについて説明します。

■使うテクニカルは2~3種類で充分です。

例えばポジションを長期間保有し続けるスイングトレードでは、テクニカルはもちろんですがファンダメンタルズ分析も重要になってきます。
もっとも、これは長期間保有しますので、この間に重要な経済指標の発表や高官による発言があってもおかしくは無いからです。

ただ、短時間でトレードが完了するスキャルピングでは、あまりファンダメンタルズ分析は参考になりません。
もちろん、スキャルピングを行っている最中に起こった突発的な出来事については、何らかの対応が必要にはなってきます。

使うこのテクニカルですが、複雑に組み合わせれば稼げると思い5~6種類程度の組み合わせでトレードを行っている方がいるようですが、
スキャルピングではテクニカルが多ければ多いほど不利になる可能性があるのです。

というのも、スキャルピングでは短時間でトレードを繰り返していく手法になりますので、テクニカルが多ければ多いほど、
それぞれのテクニカルが干渉してしまうため結果トレードチャンスが減少してしまうからです。

あるテクニカルでは売買サインが出ているのに、別のテクニカルでは売買サインが出ていないためにトレードチャンスを逃してしまう事もあります。

スキャルピングでは、組み合わせるテクニカルはなるべくシンプルにした方がトレードチャンスが多くなると共に何かあった時にも微調整が可能になります。

ちなみに、スキャルピングで使っているスタンダードとも言えるテクニカルは、ボリンジャーバンドとRSIの2種類というものがあります。
これだけでも、テクニカルの特性を理解していればある程度のトレードチャンスを確保しながら稼ぐ事が可能です。

※ボリンジャーバンド
https://www.gaitameonline.com/academy_chart02.jsp
参考資料:外為オンライン

※RSI
https://www.jibunbank.co.jp/products/foreign_deposit/chart/help/rsi/
参考資料:AUじぶん銀行

もちろん、売買ポイント以外でのトレードは行わない、損切りポイントでは必ず損切りを行うなどのリスク管理が重要になってくる事は言うまでもありません。

■使う時間軸は1分足または5分足

スキャルピングでは短時間で勝負がきまりますので長い時間軸(30分足や1時間足など)を使っているとトレードチャンスが少なくなる、またはトレード時間が長くなってしまう可能性があります。

トレードチャンスが少なくなったり、トレード時間が長くなってしまっては、それはもうスキャルピングとは言えなくなってしまいます。

スキャルピングではトレードチャンスやトレード時間を考慮して、より短い時間軸(1分足や5分足)を使いながら行った方が良いです。
数分での高速トレードになりますので少しのミスが大ダメージになりますのでやる時には集中してやりましょう。