パラグアイ当局は、国の電力網に直接接続された2,700人以上のマイナーがいた違法なビットコインマイニングファームを検出し、閉鎖した。ソルトス・デ・グアイラ(Saltos de Guaira)市で行われ、国の電力施設の近くに位置するこの活動は、この種の活動としては最大規模であると当局は判断した。
パラグアイ当局が違法ビットコイン採掘場を摘発、2,700人以上のマイナーを解雇
パラグアイは、国の電力網から電力を吸い上げる違法マイニング活動を取り締まり続けている。5月28日にSaltos de Guairaで実施された作戦で、パラグアイ国家電力管理局(ANDE)と地元検察は、2,738台のビットコインマイナーを収容している巨大なビットコインマイニングファームを検出し、プラグを抜いた。
これらのマシンの多くは切断されたが、マイニングファームは電気メーターへの接続を迂回し、ANDEに説明されることなく作業用のエネルギーを得ていた。ビットコインマイナーの他に、当局は合計7,150キロボルトアンペアの変圧器5台を押収した。
監視制御システム(SCADA)や負荷電流のピークを監視する人工知能(AI)ソフトウェアなど、いくつかの技術を導入したことで、このファームの発見が可能になった。
このプロセスはサーマルドローンで補完され、地域のホットスポットを発見し、当局が行動する手段を与えた。機器は現在、合同タスクフォースの管理下にあり、ANDEの施設に輸送され、安全に保管される。
地元の発電所から2.5キロも離れていない場所でこのような作戦が行われていたことが発覚したため、ANDE関係者がこの作戦の立ち上げに直接関与している疑いが持たれている。パラグアイの国営企業はプレスリリースの中で、このような事実があるかどうかを検知し、もし従業員がこのような作業を助長しているのであれば、措置を講じるための内部監査プロセスを報告した。
先週、パラグアイ当局は、2つの異なるサイトで違法なビットコインマイニング事業を検出し、550人以上のビットコインマイナーの押収につながった。