中国とロシアは、中国の李強首相とロシアのミハイル・ミシュスチン首相の会談を受け、通貨、金融、BRICSの枠組みにおける協力を強化した。両首相は、自国通貨の使用、決済インフラ、相互投資に取り組むとともに、人工知能、持続可能な開発、グローバル・ガバナンスの分野でも協力を進めることを約束した。
中国とロシア、BRICSの協力と通貨利用を強化
中国外交部は木曜日、第29回中露首相定例会議の共同コミュニケを発表した。同文書は、中国の李強首相とロシアのミハイル・ミシュスチン首相が会談後、モスクワで署名した。
両首相は、BRICSの枠組みにおける通貨・金融面での協力強化の重要性を強調した。グーグルによる翻訳によれば、コミュニケには次のように記されている：
双方は、二国間の貿易、投資、信用、その他の経済・貿易活動において、すでに達成されている自国通貨決済比率の高水準の維持を支援することで合意した。
中国とロシアはまた、コルレス口座の開設や互いの国での銀行支店の設立など、決済インフラのさらなる発展にもコミットした。コミュニケでは、自国通貨使用の促進、決済の利便性向上、相互投資の支援の重要性が改めて強調された。
さらに中国とロシアは、特に持続可能な開発、人工知能、グローバル・サプライチェーンの保護といった分野において、BRICS内の協力を強化するという共通の目標を表明した。同文書は、中国による「中国・BRICS人工知能開発協力センター」の設立をロシアが支持することを強調し、AIとグローバル・ガバナンスに関するBRICS諸国間の協力強化の必要性を強調した。
さらに、コミュニケでは、BRICSやその他の国際組織内でのより深い関与の計画が概説された。ロシアと中国は、BRICSサミットの開催や参加、BRICS新産業革命パートナーシップのようなイニシアチブの支援など、BRICSアジェンダの推進へのコミットメントを確認した。同文書はまた、貿易、デジタル化、環境保護における協力の拡大に焦点を当て、世界経済ガバナンスにおけるBRICSの重要性を強調した。両国は、経済・貿易問題の政治化に改めて反対し、BRICSの枠組みの下での公正かつ非差別的な貿易慣行の重要性を強調した。
