カザフスタン、UAEとCBDC開発で協力へ
カザフスタンの金融セクターからの代表団が、デジタル資産およびブロックチェーン技術における協力を強化するため、アラブ首長国連邦（UAE）を訪問しました。この訪問は3月26日から27日にかけて行われ、カザフスタン国立銀行および金融市場規制・開発庁（ARDFM）の代表がUAEの主要な金融機関および規制当局と交流しました。
カザフスタン国立銀行の声明によると、議論は拡大するデジタル資産の状況、特に規制の枠組みと実践的なブロックチェーンの応用に焦点を当てました。UAE中央銀行との間で金融技術（フィンテック）、サイバーセキュリティ、中央銀行デジタル通貨（CBDC）の開発におけるベストプラクティスの交換に関する覚書（MoU）が締結されました。
また、代表団はUAE証券商品局とも会合を開き、カザフスタンの取引所、例えばカザフスタン証券取引所（KASE）やアスタナ国際金融センター（AIFC）をUAEのTabadulデジタル取引所と統合する方法を模索しました。この提携の目的は、株式市場のインフラを改善し、ブロックチェーン技術を通じた国境を越えた取引を促進することです。
訪問の重要な焦点は、UAEのバーチャル資産規制当局とのデジタル金融資産の規制およびブロックチェーン技術の進化に関する経験の共有でした。アブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）およびドバイ・ファイナンシャル・センター・オーソリティ（DFSA）との会議では、特に取引や相互決済に関するUAEの規制アプローチが掘り下げられました。
カザフスタンの代表団はまた、Mubadala Investment HoldingおよびFirst Abu Dhabi Bankと会合を開き、カザフスタンとの投資パートナーシップの拡大について議論しました。加えて、BCGやMicrosoftを含むテクノロジー企業とも会い、カザフスタンの金融市場における人工知能（AI）のインフラを構築する方法を探りました。
カザフスタン国立銀行は、UAEとのこれらのパートナーシップがカザフスタンの金融セクターにおける先進技術の採用と発展を加速させると楽観視しています。
