
ジョンズ・ホプキンス大学のスティーブン・ハンケ応用経済学教授は、同じ経済学者でノーベル賞受賞者のポール・クルーグマンの、インフレは “世界的現象 “であるという主張を非難した。ポール・クルーグマンは、進歩的な米国民はバイデン政権が経済でよくやったとまだ納得できると示唆した。
クルーグマンは偽情報の流布を非難している。
ジョンズ・ホプキンス大学のスティーブ・ハンケ教授(応用経済学)は、同僚の経済学者でノーベル賞受賞者のポール・クルーグマンがインフレは “世界的現象 “だと主張していることを批判した。X(旧ツイッター)への投稿でハンケは、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたクルーグマンの最新の論説を、ノーベル賞受賞者の偽情報の一つであると評した。
12月7日付の記事でクルーグマンは、バイデノミクス(ジョー・バイデン米大統領の経済政策を指す言葉)のケースを論じている。クルーグマンは、保守派を説得することはあきらめたが、進歩的な米国民はバイデン政権が経済的にうまくいっているとまだ納得できると示唆した。
クルーグマン氏は、バイデン大統領時代に米国経済がうまくいったという主張を裏付けるために、第3四半期の労働生産性率の上昇を指摘している。ノーベル賞受賞者はまた、未充足の求人格差にも言及し、これは “今ではほとんど消滅した “と述べた。
クルーグマンは、米国の金融当局がインフレをコントロールできていないという主張を退け、読者の注意を労働者の所得に向けさせた。
しかし、ハンケは12月9日のXへの投稿で、クルーグマンが米国はインフレを抑制してきたと主張するのは間違っていると述べた。彼は言った:
「間違いだ。インフレは常に、どこでもローカルなものであり、グローバルなものではない。中央銀行がマネーサプライをコントロールしているところでは、インフレは低く安定している。インフレ率が年率1.4%の小さな、よく管理されたスイスを見ればわかる。また、世界最大の経済大国である中国(購買力平価で測定した場合)のインフレ率は年率0.2%である。
クルーグマン対ハンケ
ジョンズ・ホプキンスの経済学教授がクルーグマンの主張を否定したのは今回が初めてではない。10月、クルーグマンがアメリカのインフレ戦争に勝利したと宣言したとき、ハンケはノーベル賞受賞者の発言を同様に否定した。
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興味深いことに、ハンケが7月にインフレの頭痛の種はなくなったと言ったとき、クルーグマンともう一人のエコノミスト、モハメド・エル=エリアンは確信が持てなかったと言われている。