■マージンコールについて
今回はマージンコールについての勉強になります。
その前にまずは証拠金についての勉強をしましょう。
FXトレードでは、あらかじめFX会社へ証拠金を入金して、証拠金の額に応じて適切なレバレッジでトレードする事になります。
極端に言えば証拠金1万円でもトレードを行う事が可能です。
流石に少ない証拠金ですと一瞬でなくなるリスクもありますのでそこはご自身のポートフォリオを
しっかり組んでからになります。
証拠金がどんどん増えていけばそれだけ取引可能な資金が増えていきますので、
結果としてより多くの為替差益を稼げる可能性が高くなります。
逆に言えば負けた時のダメージも増えますので注意は必要です。
さて、証拠金を使うくらいに負けがくるとFX会社からマージンコールやロスカットと言われる連絡が来ますので、
証拠金は必ずしもゼロにはなりません。
ちなみに、FXトレードではマージンコールやロスカットが重要になりますが、
どういう意味なのか今から説明を致します。
※マージンコールとは?
FXトレードでは、自社の顧客の証拠金がある一定以下に減らないように、
FX会社のトレードシステム内に証拠金がこのレベル(マージンコール)になったら警告を出す機能が組み込まれています。
マージンコールレベルになった場合、顧客に警告が行く事になり、
このマージンコールが来たら顧客はFX会社へ追加の証拠金を入れる必要が出てきます。
ここまで来た時に熱くなる方が多いのですが冷静に判断する時でもありますので
慎重にポートフォリオを見ながら追加入金するか決めましょう。
損切なども考えるべき時でもあります。
このマージンコール、後述するロスカットとは異なりコール自体に強制力はありませんので、
マージンコールが来たから必ず証拠金を入金する必要はありません。
ただ、トレードの判断すべき基準ではあります。
マージンコールはロスカットへの入口になりますので、
そのまま放置していれば今後必然的にロスカットに繋がりますので、
出来る限り追加の証拠金を入れる必要があります。
しっかりとした戦略も必須になります。
※マージンコールレベル
マージンコールレベルとは、マージンコールを出す証拠金の残高レベルの事ですが、
このレベルは各FX会社によって異なっており、大抵は各社必要証拠金の50~70%前後に設定している場合が多くなっているようです。
必要証拠金が200,000円の場合には、証拠金残高が100,000~140,000円以下になったら
マージンコールの警告が来る事になります。標準のFX会社になりますので、
より正確なマージンコールの基準は取引しているFX会社でご確認下さい。
お勧めのFX会社がまだ決まらない場合はこちらを参考にしてみてください。
http://sekaitenbai.blog.jp/archives/1077176484.html
※ロスカットとは?
先程のマージンコールと同様に、FX会社では自社の顧客の証拠金がある一定以下に減らないように、
FX会社のトレードシステム内に自動的に損切り注文(ロスカット)を行う機能が組み込まれています。
そして、FX会社のシステムによりこのロスカットが決行されると、
今まで保有していた全てのポジションが一斉に強制決済されて、保有していたポジションが全て無くなる事になります。
この時に初心者の方は動揺してしまいますが損切して新しくやり直すという気持ちを持ちましょう。
こういう事を経験しているとだんだんトレードが上手になってきます。
後述するロスカットレベルによっては、多少なりとも証拠金が残りますので、残った証拠金で再出発出来る可能性もあります。
大暴落や大暴騰などによって、FX会社のシステムでロスカットの処理が間に合わず証拠金以上の損失が出る可能性があります。
証拠金が無くならない様に、資金には余裕を持ったポジション管理を行った方が良いです。
精神力と判断としっかりとしたポートフォリオを組むというのは非常に重要になります。
※ロスカットレベル
先程のマージンコールレベルと同様に、このロスカットレベルも各FX会社によって異なっており、
大抵は各社必要証拠金の20~30%前後に設定している場合が多くなっているようです。
例えば、必要証拠金が200,000円の場合には、証拠金残高が40,000~60,000円以下になったらロスカットされる事になります。
これはあくまで大抵のFX会社になりますので、より正確なロスカットレベルの基準は取引しているFX会社でご確認下さい。
お勧めのFXの会社でしたら
こちらをお勧めします。初心者の方には良いと思います。