FXスキャルピング④

●上手にやらないとFXスキャルピングでは利益が少なくなる可能性があります

重要な事ですがFXトレードで稼ぐためには、損小利大=損失は少ないが利益は大きくなる事が理想になります。
勝った時の利益を最大限伸ばしつつ、負けた時の損失は最低限に抑えるという事になります。
これはお金を稼ぐという考えではどんなビジネスでも仕組みでもトレードでも同じです。

トレードする度に毎回損小利大でトレード出来るほど、FXトレードは甘くないです。
やはりプロが多く存在するFXトレード業界です。
リスクもしっかり考えてやらなければなりません。

当たり前ですが損大利小=損失は大きくなるけれどそれと反比例して利益は少なくなります。
このリスク分散も考えていかなければなりません。

損失が大きくて利益は少ないという事は、トレードする度に損失が拡大していく計算になるため、
あまりお勧め出来ないトレードと思われるかもしれません。

しかし、これがスキャルピングの場合だとまた変わってきます。

●実際問題としてスキャルピングは損大利小でも問題なし!?

スキャルピングでは、1日に数回~数十回頑張れば100回以上もトレードチャンスがあります。
これは、他のトレード手法と比べて桁違いに多くのトレードチャンスがあります。
コツコツと利益を積み上げてく手法がスキャルピングです。

ただ、スキャルピングではトレードチャンスが多くなり、他のトレード手法と比べてそのほとんどの利益が少なくなるため、
少ない利益を高い勝率でカバーする必要があるのです。
特に手数料負けというのが多くありますのでスプレッド(手数料)の低い会社を選ぶのは必須です!

1日数回~数100回以上もトレードチャンスがあるにも関わらず手数料負けやトレード負けをしていては
モチベーションが下がってしまいやる気が失せてしまいますのでしっかりとした金銭管理(ポートフォリオ)
を組みながら自分のルールを崩さないやり方が求められます。

FXトレードでは最終的に損失よりも利益が上回れば良いのですから、トータルで考えると良いかと思います。
損大利小でも高い勝率でカバーする事が出来れば何も問題は無いのです。
後は手数料の部分も重要になります。

例えば、勝率80%のスキャルピング手法があったとします。
この手法では、10回のトレードで8勝2敗になる訳なので、仮に1回のトレードでの利益が5pipsだったとしたら、
1回のトレードでの損失は19pips以内であれば利益が出る計算になります。(8回×5pips>2回×19pips)
この手法があれば非常に利益が出ますが中々ないと思います後、手数料計算もお忘れなく。

利益が5pipsで損失が19pipsなんて、どう考えても損大利小で間違いありませんが、
ここまで利益がでるのが確実ならうれしい悲鳴ですね。
勝率は60%前後あれば手数料を考えても十分に利益がでます。
金額が大きくなれば勝率は50%前後になり薄利になります。

スキャルピングでは、損大利小でも高い勝率で損失分をカバーすれば利益が出ますので、
トレード手法としては何も問題はありません。
後は集中力と細かいトレードをどう頑張ってやるかだけでしょう。

それが面倒な方が多いのでデイトレに流れていく人が圧倒的に多いですが
コツコツとやる方にはスキャルピングはかなり有効だと思います。