Solanaの開発者は、ネットワーク混雑の問題に対処するための一連の修正をプッシュすることに成功した。4月15日、Solanaはバリデータにv1.17.31へのアップデートを促した。v1.17.31は、特定のバリデータがそのステークに応じてどのように扱われるかを変更するバージョンである。デフォルトで無効化される新しいスケジューラを含む、さらなる修正が今後数週間以内に提供される予定である。
Solanaの開発者はネットワークの混雑を解消するための修正を推し進める
Sonalaブロックチェーンの開発者は、ブロックチェーンのネットワーク混雑の問題に対処するための修正プログラムを開発している。Solanaに特化した開発者集団であるAnzaは、v1.17.31のリリースを発表し、一般的な使用を推奨している。本稿執筆時点で、ネットワークの安全確保とトランザクションのブロードキャストを支援するノードであるバリデータのほぼ90%が、この新しいソフトウェアにアップグレードしている。
このアップデートには、ソフトウェアが「超低ステーク」バリデーターを処理する方法に関する修正が含まれている。また、輻輳問題の原因と考えられているトランスポート・プロトコルであるQUICの問題にも対処している。Rex St. John氏は、今回のパッチの結果は良好だが、次のパッチへの取り組みは遅れるだろうと述べた。
ミームコインやその他のトークンを含むトランザクションの増加により、ソラーナのネットワークは1カ月以上前から稼働率を回復することができず、混雑した状態が続いている。現在、Duneのダッシュボードによると、投票権のないトランザクション10件中7件が失敗している。
v1.18では、バルク・トランザクションの管理を改善する新しいトランザクション・スケジューラが導入される。ただし、このスケジューラーはデフォルトでは無効化され、各バリデータに有効化の判断を委ねることになる。
それにもかかわらず、現在ソフトウェアv1.18をテストしているSolanaのdevnetでは、最近数時間のダウンタイムが発生した。この問題は特定され、修正されたが、開発者はこの事象の原因や、輻輳問題に取り組むための改善と関係があるかどうかについての最新情報を提供していない。