新メンバーの加入により、BRICSは西側諸国に国際関係の変化を受け入れるよう働きかけることができる、とUAEの専門家が述べた。特に、国境を越えた貿易と脱ダラリゼーションに有効だと、首長国連邦にあるアメリカン大学のモハメド・エル・ヤッティウイ教授は語った。
BRICSブロックはUAEやサウジアラビアのような新メンバーの加入によって恩恵を受ける、と学者
「アラブ首長国連邦(UAE)のアメリカン大学安全保障・グローバル研究学部で国際問題・戦略を担当する政治学博士のモハメド・バディーヌ・エル・ヤッティウイ助教授は、ロシアのタス通信に次のように語った。
同教授は、「アラブ首長国連邦にとって、BRICSグループの一員になることは重要だ」と強調した。BRICSは現在、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されている。BRICSは現在、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されている。
特に国際貿易、国際政治経済全般、通貨、ドル離脱に関するものだ。
同教授は、サウジアラビアとUAEは強力な経済力と高い国内総生産(GDP)を持ち、特にエネルギーに関してBRICSに多くの機会を提供していると強調した。「彼らをBRICSのグループ内に置くことは、BRICSの利益になる」と同教授は述べた。
拡大は、6月に南アフリカのケープタウンで開催されたBRICS加盟国の外相会議で話し合われたテーマのひとつである。この会議には、BRICSに加盟する意向を表明している他の12カ国の外交官も出席した。
今年のBRICSサミットは、8月22日から24日にかけてヨハネスブルグで開催される予定だ。開催国のナレディ・パンドール国際関係協力相は最近、同組織の拡大について首脳が話し合うことを明らかにした。これまでに合計23カ国が正式な加盟申請書を提出しているという。
8月初め、ロシアのプーチン大統領のドミトリー・ペスコフ報道官は、BRICSの拡大について、現在の5カ国の間に「一定のニュアンスの違いがある」ことを認め、サミットで議論されることになると述べた。ブルームバーグの報道によると、中国の急速な拡大推進はインドとブラジルの反対に直面しているという。