エコノミストのピーター・シフ氏は、フィッチによる今週の米国格付け引き下げを “無意味 “としながらも、米ドルの崩壊が間近に迫っていると警告している。シフ氏は金融危機と暴落を警戒しながらも、次のように強調した: 「米国政府の赤字支出の軌跡を考えれば、ドルの暴落は避けられない」。
米格付け引き下げ、暴落、ドル崩壊についてシフ氏
エコノミストで金の虫のピーター・シフ氏は今週、一連のツイートで米ドルの崩壊と米国経済が直面する課題について警告した。彼の警告は、フィッチ・レーティングスが米国の長期外貨建て発行体デフォルト格付けをAAAからAA+に引き下げた後のことだ。フィッチはアメリカの3大格付け会社のひとつである。
フィッチが米国債をAAAからAA+に格下げしても、国債はジャンク債なので意味がない」とシフ氏は水曜日にツイートした:
ソブリン債の格付けに関して言えば、主なリスクは通貨安であり、デフォルトではない。米国政府の赤字支出の軌跡を考えると、ドルの暴落は避けられない。
格付け会社はまた、これまで米国につけていた「ネガティブ・ウォッチ」を改め、代わりに「安定的な見通し」とした。シフ氏はその後のツイートで、「フィッチが(米国の)見通しを『安定的』としていることは、さらに馬鹿げている」と書いている。
別のツイートで、このエコノミストはこう述べている: 「米国はおそらくデフォルトしないだろうから、信用格付けは重要ではない。国債の実質価値は下がる。もしハイパーインフレになれば、それは基本的にデフォルトに等しい。
シフ氏はまた、アメリカ経済は暴落に向かっていると警告した。この金の虫は、国債利回りの上昇は「連邦財政赤字の拡大、経済の低迷、ドルの下落、経常赤字の拡大、失業率の上昇、株価・不動産価格の下落、金融危機、QEの拡大、インフレ率の上昇」につながると説明した。
と木曜日にツイートしている:
原油価格の高騰で国債が暴落している・・・国債とともにドルが下落し、原油とともに金が上昇すれば、パーティーは終わりだ。軟着陸に別れを告げ、衝撃に備えよう。景気後退+インフレ上昇=暴落。