仮想通貨の時価総額、2030年までに現在の100倍に＝仮想通貨リサーチ企業CEOが予測

元ゴールドマンサックスのヘッジファンドマネージャーであり、仮想通貨リサーチ企業Real Visionのラウル・パルCEOは、仮想通貨の時価総額が2030年までに100倍になるだろうと考えている。

記事執筆時点で、仮想通貨セクターの時価総額は2.2兆ドルとなっている。パル氏は、仮想通貨ポッドキャストに出演し、仮想通貨ネットワークの採用が今後も続けば、時価総額が250兆ドルにまで成長する「合理的な可能性がある」と語っている。

パル氏は、株式や債券、不動産などほかの資産との比較を行い、それらの市場がすべて「250～350兆ドル」の時価総額を持っている点に着目し、仮想通貨も「250兆ドルの資産クラスになる可能性は十分にある」と指摘する。

「250兆ドルの資産クラスになる可能性は十分にあると思う。今から100倍になるということだ。これはすべての資産クラスの中で最速の成長となるだろう」と、パル氏は予想する。

パル氏は資産の時価総額はそのユーザーのネットワークを反映したものだと述べ、「2030年に35億人のユーザーがいるとすれば、時価総額は250兆ドル程度になるだろう」と付け加えた。

1つ確かなことは、この成長が直線的なものではないということだ。ほとんどの仮想通貨は足元で大きく下落している。仮想通貨全体の時価総額は過去24時間で6.8％下落した。ビットコインやイーサリアムといった主要通貨も7～9％の下落となった。

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